●キハ185系大歩危トロッコ


観光用として、大歩危峡をトロッコ列車が走行する。臨時列車。
乗車券+座席指定券で乗車可。
時刻表に、運転時刻・運転日等が掲載されており、参照されるべし。
また回送ダイヤが鉄道ダイヤ情報誌に掲載されているので、こちらも見逃せない。

大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)とは、股でいても険、股でいても険である絶壁だから、という由来説がある。

運転区間:阿波池田〜大歩危
▼トロッコに乗車できる区間は、阿波川口〜大歩危

通常編成:2両

上り本数:
下り本数:


列車名は「大歩危トロッコ」だが、ヘッドマークは「おおぼけトロッコ」
実は、以前の列車名は「おおぼけトロッコ」であった。



過去の運転区間:琴平〜阿波池田〜大歩危

過去の列車名:おおぼけトロッコ号(阿波池田〜大歩危)
大歩危トロッコこんぴら号(琴平〜阿波池田〜大歩危)
大歩危トロッコへそっこ号(阿波池田〜大歩危)



運転図表




停車駅表


●印=停車、○印=指定日停車、−印=通過、●印=トロッコ乗車可能区間


詳しいダイヤ・運転日は時刻表を参照されたい。



▲大歩危トロッコ号(回送=宇多津駅)


●大歩危トロッコ号見どころ

特急券不要で、キハ185系に乗車ができる。

究極の185系ファンは、トロッコに乗らず終始伴車のキハ185系に乗車するとよい。
トロッコ解放区間では、他の乗客がトロッコに移るので貸切状態が味わえる。

阿波池田方面行きの時(上り)が、キハ185系が先頭、大歩危方面行き(下り)が、キクハ32が先頭。
※キクハ32はトロッコ車両だが、運転設備等を持ち本線走行が可能である。

以前は琴平〜大歩危の設定もあったが、現在は廃止。

トロッコ号としての魅力は、大歩危峡の断崖絶壁と吉野川を味わえることに尽きる。
キクハ32−501は、真のトロッコ号であり、風も虫も何でも入ってくる。

ただし、地形からトンネルや落石防止トンネルが多いので景色を味わえる区間が限定されている。
途中、橋梁を渡り大歩危峡と吉野川を横断する。ここが最大の魅力である。

もっと絶壁を味わいたい人などは、「船下り」もあるので、大歩危駅からアクセスしてもらいたい。
「カヌー」なども用意されており、自分で急流を漕いでいくこともできる。

「祖谷のかずら橋」は大歩危駅から車で30分少々だが、全国的にも人気でぜひ味わってもらいたい。
恐怖感バツグンである。

阿波池田駅からは「ボンネットバス」の1日ツアーも設定されている。

とにかく観光資源に富んでいる。

トロッコは意外と寒いので、相応の服装が必要である。
秋の終わりや春の始めなどは、相当寒いのではないかと思われる。
風邪をこじらせそうなら伴車のキハ185系に移るべきである。
徳島県の中でも阿波池田周辺の冬とその前後の時期は非常に寒く、
寒さ対策には万全を期してもらいたいと思う。

乗車する価値ありである。記念乗車券をいただけるハズである。

方向幕は臨時。 特製方向幕はない



●写真プラザ

四国でも有数の自然の中を走る

断崖でしょ?

流れも複雑、船下りもいいですよ

ヘッドマーク

窓なしトロッコ キクハ32−501
この列車が担当してます




●キクハ32−501+キハ185−20で毎年運転されているトロッコ

海辺のトロッコ(松山−伊予大洲:1往復)
夕焼けトロッコ(松山−伊予大洲:下り1本のみ)






●キクハ32−501+キハ185−20で運転された各トロッコ

おおぼけトロッコ(大歩危−阿波池田)
列車名変更により消滅。→大歩危トロッコこんぴら号・大歩危トロッコへそっこ号に改称・運転区間変更


大歩危トロッコこんぴら号(琴平−大歩危)
運転区間を阿波池田から琴平に延長したが、あえなく消滅。
坪尻〜阿波池田間でもトロッコが開放されていた。
「こんぴら」とは、琴平駅近くにある、金刀比羅宮(ことひらぐう)の愛称である「こんぴらさん」から。


大歩危トロッコへそっこ号(阿波池田−大歩危)
大歩危トロッコこんぴら号運転時を中心に、間合いを利用して運転されていた。
また、大歩危トロッコこんぴら号消滅後もしばらく運転されていたが、愛称整理の為に消滅したと思われる。
列車名消滅→大歩危トロッコ号となる。


よしの川トロッコ(徳島−阿波池田)定期普通列車に増結。
定期普通列車は、キハ185×3+キクハ32−501に車両変更して運転。
おそらく乗車率が芳しくなかったのが消滅の原因だろう。ヘッドマークなし。



瀬戸大橋トロッコ(岡山−琴平)
のちに、キクハ32−502が増備されたので瀬戸大橋トロッコからは離脱。


三重連トロッコ(阿波池田〜大歩危)
キハ185−20+キハ185−14+キハ185−26+キクハ32−502+キクハ32−501+トラ
2日間のみの運転。


トロッコ機関車先生号(多度津〜詫間)
映画公開にあわせて運行、途中駅全駅通過、全車指定席。2004/8/23のみ運行。


その他、坪尻〜阿波池田〜大歩危、阿波池田〜穴吹など阿波池田を中心とした、
「ほたるトロッコ」「お月見トロッコ」などにも頻繁に使用されている。
運転については地元新聞(徳島新聞)で掲載されることもある。



関連項目
・瀬戸大橋トロッコ
・キハ185−20
・キハ185−26







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