●キハ185系による、キハ58/65代走運転


↑高松駅に到着した、快速サンポート代走4両(ヘッドマーク付)

松山運転所のキハ58/65は、八幡浜〜松山〜高松〜引田、
高松〜阿波池田のロングランをこなしているが、老朽化している車両ゆえに、
車両故障やエンジントラブルがしばしば起こっている。


キハ58/65に関しては、予備車が確保されているが、所属が松山運転所のために、
香川近郊で突発的に故障した場合は、松山所から予備車の到着を待っている時間がなく、
やむを得ず、高松運転所の特急用キハ185形に代走の白羽の矢が立つ(ことが多い)。


ごくまれであるが、特急形キハ185がキハ58/65の代走普通として運転されており、
なかでも254D「快速サンポート」(阿波池田→高松)ではキハ185形×4両の快速代行運転が行われている。


また多度津〜高松間では、「サンポート」のヘッドマークも掲出されて運行されるために(確定的ではないが)、
その代走自体の貴重性を鑑みると、ヘッドマーク掲出はなおさら貴重であると思う。
サンポートのヘッドマークは阿波池田〜多度津間では掲出されない。
また高松駅到着後は、作業員さんによって本当に手っ取り早く取り外されてしまう。



代走される確率が比較的高いとされるのが、
土讃線253D(2両)、255D(2両)とそれら折り返しの 254D(4両)である。

鉄道ファンだけでなく、一般客も特急形車両への車両変更には驚いている、というのが見た感想。



↑快速サンポート代走4両(ヘッドマークが取り外された後)



↑讃岐財田にて255D普通列車4両(多度津から快速サンポート)



(左:讃岐財田に停車中の普通キハ185-9)(右:高松駅でキハ47形4両と並ぶ185系4両)



見られそうで定期では見ることができない、
キハ185系顔同士の連結。

標準色同士っていうのも萌えですね。


方向幕は全区間で(快速サンポートの区間も含む)が使用される。
キハ185の方向幕には、「快速」幕はないようである。

サンポートのヘッドマークについては上記で述べた通りだが、その他の区間や253D、255Dでは
ヘッドマークの掲出はなく、蛍光灯むき出しで運転される(これも貴重と言えば貴重)。




また以前、キハ58/28形のうち1両(高知車)がトラブルにより発火し廃車になるという車両不足が生じた。
この時も、高松運転所の特急形キハ185が、高知地区の代行普通列車として充当された。


その他にも、2004年7−8月にかけて予讃線が大雨による災害で一部が不通となっていたが
その際も、高松運転所の特急形キハ185による特発代走普通が設定された。

ちなみにキハ185系の普通列車自体は牟岐線で毎日運転されており、珍しいことではない。



なおJR四国のキハ58・キハ65に関しては、先行きを不安視する声が後を絶たず、
既に2006年に、一部のキハ58・キハ28(高知運転所所属車)が廃車回送されている。
キハ185の先輩格で、言わずと知れた名車であり乗車しておくことをおすすめしたい。
JR四国では、キハ28/58/65が定期で毎日運転されている。
詳しくは、キハ65や58系のサイト等サーチしていただきたい。



▲通常は松山運転所のキハ65と同キハ58で運用されている(国鉄色の日もあり)






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